Excel2016の画面構成

「ワークシート」と「セル」

Excelを起動して、空のブックを新規作成すると、縦横に区切られた方眼紙のような画面が表示されます。これがワークシートと呼ばれる領域です。

ワークシートの中の縦横に区切られたマス目のことを「セル」といいます。この「セル」の中に文字や数字や数式を入力して表や帳票を作成します。

ワークシートの中にはたくさんのセルがあります。そのセルの位置を表すために、ワークシートの上と左にはアルファベットと数字がつけられています。

ワークシートの上に左からABCD・・・と並んでいるアルファベットは、縦方向の位置を表すための「列番号」と呼ばれます。

ワークシートの左に上から1234・・・・と並んでいる数字は、横方向の位置を表すための「行番号」と呼ばれます。

セルの位置を表すときは、この列番号と行番号を組み合わせて表します。

例えば、一番左上はセルの縦の位置(列)が「A列」で、横の位置(行)が「1行」目なのでセルA1と表します。
下の図の例では、セルの縦の位置(列)が「C列」で、横の位置(行)が「4行」目なのでセルC4と表します。

Excel2016では、
列は「XFD」列(16,384列)
行は「1,048,576」行までの領域を使用することができます。

ワークシートの中で、クリックされたセルは周囲が緑色に縁取られた状態になります。このセルをアクティブセルといいます。また、列番号と行番号は背景がグレーになり番号が太字で表示され、識別しやすくなっています。

複数のセルを選択した場合は、選択範囲がグレーになり、同様に緑色に縁取られた状態になります。この場合はアクティブセルは、選択範囲の中の白い部分になり、文字や数字はアクティブセルに入力されます。

選択範囲は、どこかのセルをクリックすると解除されます。セル範囲を選択したときは、Enterキーを押すとアクティブセルは左上から右下に移動していきます。
範囲の最後まで行くと、また先頭のセルに移動します。

ワークシートには、名前をつけることができます。ワークシートの下の方に「Sheet1」と書かれた見出しがありますが、これがワークシートの名前です。名前の部分をダブルクリックすると名前を変更して、自分の好きな名前をつけることができます。また、+ボタンをクリックすると、新しいワークシートを追加することができます。複数枚のワークシートがある場合は、シートの見出しが白く、名前が緑色になっている方が全面に表示されています。シートの名前をクリックすれば、前に出すシートを切り替えることができます。

 

「リボン」と「数式バー」

ワークシートの上部にはリボンと呼ばれるボタン類が配置されている場所があります。「ファイル」「ホーム」「挿入」「ページレイアウト」といったタブを切り替えることによって、そのタブに分類されているボタン類を表示することができます。それぞれのボタンには、データやセルなどを操作するための命令が割り当てられています。

リボンとワークシートの間には、数式バーという領域があります。ここはセルに入力されたデータが表示されます。セルの枠は小さいので、すべてが表示されなかったり、計算式が入っている場合はセルには答えしか表示されませんので、数式を確認したい場合は数式バーで確認します。

 

リボンを隠す
リボンのボタン部分は非表示にすることができます、リボンの右下にある「リボンを折りたたむ」ボタンをクリックするか、リボンのタブ部分をクリックします。

「ステータスバー」

ワークシートの下には、ステータスバーという領域があります。
ここには、画面表示方法の切り替えボタンや、画面の表示領域のサイズを変更する、画面右下の「ズームスライダー」があります。ズームスライダーをドラッグすることで、画面の表示サイズを変更することができます。拡大ボタンや縮小ボタンをクリックすると10%づつ拡大と縮小ができます。