★計算式の入力
Excelでは、セルに文字や数字の他に数式を入力して計算結果を表示させることができます。
セルに計算式を入力する場合は、先頭に=を入力し、数式が入力されることを指定します。
通常の四則演算の場合は、そのまま数式を入力します。
入力を確定しEnterキーを押すと、セルには計算結果が表示されます。
入力した計算式を確認したい場合は、数式バーから確認ができます。
★セル参照を使った計算
Excel内に入力した表の中で計算を行う場合などは、表内のセルに入力された値を使って計算するよりも、セル番号を使って計算する方が便利です。
値を使って数式を構成している場合、計算式に使用されている値に変更があった場合、数式の値も変更しなければなりませんが、セル番号を使って数式を構成している場合は、計算に使用されている値に変更があっても数式の値を変更せずに自動的に再計算が実行されます。
★合計を算出する
表の中で一番よく使われる計算式は足し算(合計)です。
Excelでは合計を計算するために便利なオートSUMという機能(関数)が用意されています。
合計を計算してみよう
・合計を算出したいセルの場所をクリックしてアクティブにします。
・「合計」ボタンをクリックします。
・アクティブセルに数式が自動的に入力されます。合計を算出する数式(関数)には、足し算をするセルの範囲を指定する必要がありますが、これも緑色の点線の範囲が自動的に認識されています。合計の範囲が正しい場合は、このままEnterキーで数式を確定させてみましょう。
・数式を入力したセルが確定し、セルにはセル範囲を合計した答えが表示されています。
・セルの値だけを見ると数字が入力されているセルか、数式が入力されているセルか見分けがつきませんが、数式バーの中身を見ると、数字が入力されているか、数式が入力されているか確認することができます。
★関数の構造を確認する
オートSUMで算出した答えのセルをもう一度アクティブにして数式バーを確認してみましょう。
関数は
=(イコール)
関数名
引数(引数は始まりと終わりを()でくくります。)
の形式で構成されています。
関数名はこの場合、指定した範囲の合計を求めるためのSUM関数の名前、SUMを使います。
引数は()の中に、関数を求めるために必要な要素を指定します。合計の場合は足し算をするセルの範囲が必要なので、合計したいセルの範囲を先頭のセル:最後のセルの形式で指定します。
★平均、数値の個数、最大値、最小値
合計の他、よく使われる関数は合計ボタンのリストボックスから、合計を算出するときと同じように使用することができます。
★平均、数値の個数、最大値、最小値をそれぞれ計算してみましょう。
★セル範囲を修正する
合計ボタンをクリックすると、参照されるセル範囲が自動的に選択されます。選択されたセルの範囲が自分が計算したいセルの範囲と異なる場合は、セルをドラッグし直して修正することができます。